1999年10月10日

シャーペンの芯は何m線を引けるのか?

レポート提出日:1999年10月10日
実験日:1999年6月6日
実験案提供者:σ(^_^)

はじめに

 みなさん、シャーペンっていつ頃から使いはじめましたか?

 俗に言う、自分専用筆記用具(除くお絵かきセット)ってのをはじめに持ったのは、たいていの方は小学1年生からだと思います。僕もそうでした。
 その中身ですが、時代によって変化してると思うけどS46年生まれの僕の場合、

・筆箱
・鉛筆(4~6本のB、1本の4B、1本の赤)
・消しゴム
・竹製30cmさし
・鉛筆削り

 ってな感じだったかな。竹製30cmさしはもちろんランドセルの横んトコに指して運んでました。そんで2年生になると、その横にソプラノ笛が加わんの。あれ、3年生からやったっけ?
 個人差はもちろんあるけど、少なくとも僕と同年代の人でこの中にシャーペンが入ってた人はいません。僕の知る限りね。

 で、これが小学6年生ぐらいになると、いつの間にやらこうなりました。

・カンペンケース
・シャーペン3~4本
・消しゴム
・三角定規1組
・分度器
・コンパス
・ボールペン(赤,青1本ずつ)
・鉛筆(F,2B(かきかた鉛筆)1本ずつ)

 と、鉛筆の本数が激減。んでさらに中学になると、美術の時間以外は鉛筆を持ってこなくなりました。教室に置かれてる手動鉛筆削り機を使ってる人を見たことが無いのを考えると、他の人もたいていこんな感じでしたね。
 ま、当然といえば当然だよな。だって鉛筆って、いちいち削るのめんどくさいもん。

 でもシャーペンの場合、鉛筆と違ってえらい不便なところがある。それは、
「残りの芯がどのくらいあるのか、目で見て分からない」
 ってところでしょう。

 例えば、急いでメモを取りたいにこんな経験(他の人のHPにジャンプします)は無いですか?
 僕はすんごくあります。でも僕の場合、筆圧が他人より強いらしく、芯をよく折るからでしょうね。
 じゃ、もし芯を折らないとしたら、1本でいったいどれくらい書けるんでしょうか?

 ちょっと強引に話をもってった様な気もするけど、まぁいいや。
 というわけで、実験だ!
前準備品・実験方法

●用意したもの

* 人間・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1人
* シャーペン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1本
* シャーペン芯(HB)・・・・・・・・・・・・数本(1本以外は予備)
* A4用紙・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・山ほど
* 30cmさし・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1本

前準備


図1 実験道具(とタバコ)

●実験方法

1. 芯をシャーペンに1本だけセットする。
2. シャーペンをノックし、書ける状態にする。
3. A4用紙1枚に、シャーペンで図2のように書く。
4. 芯がなくなり、シャーペンが書けなくなるまで、3. の作業を繰り返す。
5. 書いた枚数を数える。
6. 線を書かれた紙から任意に1枚取り出す。
7. 6. の紙に書かれた線の全長を、さしで適当に計る。
8. 芯を取り出し、その長さを測定する。
9. 5. で求めた枚数と 7. で求めた長さから、書かれた線の全長を求める。

書き方


図2 書き方

 図1の横にあるタバコは実験には関係ないけど、紙の量がよく分かるよう比較対象物として置いたのよ(でも、よくよく考えたら30cmさしも一緒に写ってるから、それ基準にした方が分かり易くないか?)。
 んで、その大量にある紙は会社のコピー失敗用紙入れから黙ってもらってきちゃった。新品の紙を使わないところはさすがに「地球に優しい実験」を目指してるだけあるよな~。
 しかしよくよく考えたらこの紙、確かに「ご自由にお取り下さい」状態といっても一応は会社のメモ用紙用に置いてる紙だから、正確に言えば会社の所有物だ。つまり僕がしたことは、無断備品持ち出し。もっと平たく言うと窃盗っな訳やけど‥‥。リストラの口実にならんだろうなぁ、これ (--;)
 あと、30cmさしはプラスチック製ね。鉛筆で線引くなら、ビジュアル的にも竹製に限るんやけど、シャーペンの場合はプラスチック製の方が何となくしっくりくるんで。
 シャーペン芯はぺんてる製ね。入れ物に"HI・POLMER"って書いてるけど、んじゃハイポリマーやったら具体的にどう普通の芯と違うのかってなぁよう分からん。ま、商品なんてそんなもんか。
結果予想

 いっくら何でも、100mは引けるだろう。まぁ300mってところかなぁ。
 A4用紙の縦は約30cmだから、線1本の長さが25cmぐらいか。んで、1枚で線10本引くから250cm/枚。もし300m書けたとしたら、枚数は120枚。
 1枚書くのは5秒もあれば充分。んじゃ実験時間は、120×5秒=600秒。つまり10分。
 ・・・・って、えぇ~!?。
 シャーペンの芯1本って、10分で使い切れるん!?

実験

 まずは芯をシャーペンに装着。んで、カチ、カチ、カチ・・・・っと、よし、出てきた。
 では、早速実験開始!!

「シャーシャーシャーシャーシャーシャーシャーシャーシャーシャー」←線を引く音
「ペラリ」←紙をめくる音
「シャーシャーシャーシャーシャーシャーシャーシャーシャーシャー」
「ペラリ」
「カチ」←シャーペンをノックする音
「シャーシャーシャーシャーシャーシャーシャーシャーシャーシャー」
「ペラリ」
「シャーシャーシャーシャーシャーシャーシャーシャーシャーシャー」
「ペラリ」
「カチ」
「シャーシャーシャーシャーシャーシャーシャーシャーシャーシャー」

 うわ、本当に1枚5秒で進む(書き3秒、めくり2秒ぐらい)。すんごい順調。何の問題もないじゃん。
 しかもこの作業、ライターの時みたく眠くならない。むしろ、やればやるほどなんか気分が落ち着いついてくるのがわかる。あー、こりゃいいや。集中力を高めるには最適だね。
 これを読んでるみなさん、ぜひ1度お試しあれ。


「カチ、カチ」
「シャーシャーシャーシャーシャーシャーシャージャージャージャー」
「カチ、カチ」

「終わりか・・・・」

 ちなみに「シャーシャー」音が最後に「ジャージャー」になったのは、芯がくなってシャーペンの先の部分が紙にこすれたせいね。
 それはともかくこの実験、開始後わずか10分で終了。うーん、本当に10分で終わるとは‥‥。
 たとえば途中で芯が折れて「おいおい、そんなんありかよ~」とか言いながら最初からやり直すとか、そんな展開もちょっとだけ期待してたんだけどな~。これじゃ面白くも何ともないじゃん。
 せっかく大量に用意した紙も、使ったのは1割程度だし‥‥。
使った紙の量


図3 左:使った紙 右:あまった紙
 ま、しゃーない。あとは計測するだけだ。

 まずは枚数から。
 線を引かれた紙の端をまとめて‥‥、まとめて‥‥‥、まとめて‥‥‥‥。
 くっ、全然まとまれへん。どーしても端がバラバラになる。何でじゃ!?

 ええい、かまわん!、このまま枚数を数えたれ!!
 1,2,3,4,5・・・・、あ、これ2枚重ねて数えてもーた。もっぺん。
 1,2,3,4,5,6、7、8,9,10っと。次‥‥
 いちにのさ‥、さん‥‥、さ‥、あー紙がくっつく!

 (--;) ウウウ、あーイライラする! まさかこんなところに落とし穴があろうとは~!!
 でも、何とか10枚ずつ分けることができた。一応もう一回確認。1枚2枚・・・・あーもう、なんでこんなにくっつくの~、この紙~!
 ええい、もういいや、多分あっとるんやろう、いや、あっとる。間違っとってもあっとる。僕があっとる言うたらあっとんじゃ!
 てめー、のび太のくせに生意気だぞー!
 イーだ!
 ベーだ!
 あんたなかんか、フーンだ!
 わかったかこの鼻くそが~!!
 凸(`、´メ)Fuck You!!

 ( ・o・)ハッ!、いかんいかん、落ち着け、落ち着くんだ僕。
 深呼吸、(-o-)スー (-。-)ハー (-o-)スー (-。-)ハー。

 はぁはぁ、何とか落ち着いた。えーっと紙は、ひぃふぅみぃの・・・・ん、あれ?
 この紙の裏に押されてるハンコは‥‥
こんな印


図4 こんなハンコ
 おいおい、うちの会社の誰か!。こんな紙を『ご自由にお持ち下さい』コーナーに入れるんじゃない!!

 ま、この紙は後でちゃんと廃棄するとして、紙の方は‥‥、え~合計120と2枚。でも最後の1枚は線7本しか引けてないから、正確には121.7枚ってところやね。

 で、そのうちの1まいをとって線の長さを測ると・・・・。
 27.5cm,27cm,28cm,26cm,27cm・・・・。
 平均してみると、大体27cmぐらいか。

 シャーペンの中にある短い芯は・・・・、カチ、カチっと、で、手でつまんで引っこ抜いてっと。
 長さは、え~‥‥14mm。

 以上、何の問題もなく(そうかな~?)実験を終了しちゃいました。

結果・結論

●その1
 まずは、「はじめに」のところでのリンクを快諾していただいたHOMEPAGE KMの作者、mizutani さんに心より感謝いたします。
●その2
      線1本の長さ    : 27 cm
      1枚あたりの線本数: 10 本
    × 書いた枚数    :121.7 枚
   --------------------
      線全長       :328.6 m
 で、つまりシャーペン芯は1本で約330m書けるってことが分かった‥‥が、これって長いの?、短いの??
●その3
 あまった芯の長さは14mmで、使用前の芯の長さが60mmだから、実際に使えたのは46mm。それで328.6m書けたんやから、もし芯を正味全部使い切ったとすると、書ける長さは、
  328.6m×60mm/46mm = 428.6m
 う~む、やっぱりこれが長いのか短いのか分からん。
●その4
 この実験、予想以上に順調に簡単に終わっちゃった。これじゃあまりにもあっけないし、紙も余りまくっちゃってるんで、次は「ボールペン編」でもしてみようか?
 まぁネタ切れんなったらやるってことにしよう。
●その5
 新品じゃない大きな紙を数えるのって結構面倒くさいのね。選挙監理委員の人の苦労がちょっとだけ分かった気がする、風の強い夕方でした(100円ライターとおんなじ日に実験やったの)

評価

実験費用
購入品名
個数
単品(円)
小計(円)
シャーペン芯
1本
5
5
A4用紙
大量
 合計
5

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