1999年10月10日

100円ライターは何回着火できるのか?

レポート提出日:1999年10月10日
実験日:1999年6月6日
実験案提供者:σ(^_^)

 まずは一言。僕はタバコを吸いません!!

 僕はタバコを吸う人に「なんでタバコなんぞ吸うん?」って本気まじで聞くことがあります。本当に理由が分かんないからだ。
 いや、まだお酒ならわかるのよ。ストレス発散とかには役立しね(ちなみに僕は下戸で、飲むと気分が悪くなってよけいストレス溜まるけど)。
 でもやぁ、タバコって良いことなんかなーんも無いべ!?。そー考えりゃ、また覚醒剤とかの方がマシかもしれんよ。マッキー(槙原敬之)いわく、『気分転換』にはなるようだし。

 まあいいや、別にここでタバコの害について語ろうってとこじゃないから(じゃ書くなよ、俺!)。

 タバコを吸う人がタバコ以外に絶対持ってるもの。それが携帯用ライターだ。
 でも一口に携帯用ライターたって、その値段はピンからキリまである。タバコを吸わないからよく分かんないけど、ピンの方に行くと『ジッポー』とか呼ばれるやつが高いんだっけ?
 んで、キリの方はそこいらへんで売ってる100円ライターね。でも100円ライターでもジッポーでも、機能としてはそんなにかわらんのだから、安い100円ライダーのが数倍お得と思うんやけどなぁ。火ーつく回数っかって、かわらんやろうし。

 さてそれではこの100円ライター、本当にちゃんと使い切るとして一体全体何回使用可能なんだろうか。

 というわけで、実験だ!

前準備品・実験方法

●用意したもの

* 人間・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1人
* 100円ライター・・・・・・・・・・・・・・・・2個(1個は予備)
* アナログ時計・・・・・・・・・・・・・・・・・1個
* カウンタ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1個

前準備


図1 ライター,時計,カウンタ(機能付きの時計)

●実験方法

1. 100円ライターの火力調整つまみを真ん中にあわせる。
2. 2秒間(普通の人がタバコに火をつけるために必要と思われる時間)火をつける。
3. 火を消す。
4. 2. ~ 3.を火がつかなくなるまで繰り返し、着火回数を測定する。

 100円ライターはそこいらの100円均一ショップで購入。2個で100円だったから正確には50円ライターなのだが、まぁ許せ。
 カウンタは、僕の腕時計にそういう機能があったのでそれを使う。この腕時計は買ってから1年になるけど、カウンタ機能が付いてるってのは今回初めて気付きました(^^ゞ。
 時計は普段僕が使ってる寝覚まし時計を使う。この時計は、コッチンコッチンと1秒ごとに大きい音がするからいちいち目で見る必要もなく、今回の実験に使うには最適な時計だ。本当はメトロノームのが良いんだけど、そんなん持ってる訳ないし~。

結果予想

 ライターって普段使わないんで予想しにくいけど、まぁもって500回ぐらいかなぁ。
 ってことは、仮に火を消してる時間が1秒だとすると、作業1回につき3秒。500回なら1500秒、つまり25分。あ、なーんや楽勝や~ん。すぐ終わるぜ~!

実験

 右手に100円ライター、左手にカウンター、目の前には時計をセット。よし、準備OK!

 あぁ、ついに、ついにこのHP「へっぽこ実験室」の最初の実験が、いや、このHPの歴史そのものが始まる瞬間が来るんだ。(^^、)
 2年後ぐらいにこのHPがメガヒットサイドになった時、ふと「あぁ、このHPもついにここまで来たか。全てはあの100円ライターをつけた瞬間から始まったんだな‥‥」って、遠い目で感慨深く思ったりするんだろうなー。
 ヾ(´▽`)ゝ エヘヘ 、か~、たーまらんちぇー!

 では、我がHPの歴史的第1歩を踏み出そうではないか。
 さぁ行くぜ~。
 れでぃ‥‥、ごー! (^0^)ノ

「カシュ」←ライターをつけた(つけようとした)音
「シュー」←ガスの出る音

「‥‥へ?」

 僕の予定では、「カシュ」のあとにもう1音「ボッ」っていう、火がつく音があってから「シュー」のはずだったけど、それがない。
 その音が無いことはいったい何を意味しているのか。それは簡単、つまり「火がつかなかった」ってことだ。
 おかしいなぁ、新品のはずなのに。試しにもう1回。

「カシュ」
「ボッ」←火がついた音
「シュー」

 あ、今度はついた。

「カシュ」「ボッ」「シュー」
「カシュ」「ボッ」「シュー」

 やっぱりちゃんとつく。

 ただ単に、火のつけ方がヘタッピなだけだったのね。
 でも、これで大体感じはつかめた。
 すでに数回着火しちゃったのでライターを新しいのに取り替え、再度実験開始。
 もっぺん、れでぃ‥‥、ごー! (^0^)ノ

「カシュ」
「ボッ」
「シュー」
「ピッ」←カウンターを押した音
「パッ」←ライターの火を消した音(本当は音はしないけど、まぁ雰囲気で)
「カシュ」「ボッ」「シュー」「ピッ」「パッ」
「カシュ」「ボッ」「シュー」「ピッ」「パッ」
「カシュ」「ボッ」「シュー」「ピッ」「パッ」
「カシュ」「ボッ」「シュー」「ピッ」「パッ」
「カシュ」「ボッ」「シュー」「ピッ」「パッ」

 着火30回。
 (^-^)フッフン、順調順調。なかなか調子よく進んでるやーん。
 この調子ならもう実験も成功したようなもんだ。やはり最初の実験やもん、きれいに終わりたいよね。
 それはそうと、『雰囲気』って熟語、僕はずっと『ふいんき』って読んでたけど『ふんいき』が正解だったのね。知ってた?

「カシュ」「ボッ」「シュー」「ピッ」「パッ」
「カシュ」
「カシュ」「ボッ」「シュー」「ピッ」「パッ」

 着火50回。
 く‥‥。親指の腹が痛い。それにライターのギザギザのこする石んところが熱くなってきた。
 着火失敗も増えた気がする。
 あんまり失敗ばっかりしてると、無駄にオイルを消耗して実際よりも少な目に出てしまう可能性があるのだ。

 まずいな。落ち着いてやらなきゃ。実験は精度が命だし。

「カシュ」
「カシュ」
「カシュ」「ボッ」「シュー」「ピッ」「パッ」
           :
 着火80回。
 うぅ、指が‥‥親指の腹が‥‥。
 あ、あかん。ちょっと休憩。

 あーぁ、なんてこったい。僕の親指の内側の先の部分が、ライターの火で黒くなってる。
 この実験、思った以上につれーや。
右手親指負傷


図2 右手親指負傷
 これじゃ、いくら何でも親指の皮がもたない。こーゆー時はあれだな。あれしかない!!

 あれとは‥‥、ケガのときの『あれ』と言えばこれしかない。そう、バンドエードだ。
 これを親指に巻いてっと、よし。
 そう、我が家では、
 『病気は正露丸、ケガはバンドエードかメンソレータム』
が家訓なのだ。
 それが証拠に、家の妹なんて、肝臓変になったときに3日間ぐらい正露丸で我慢したことがあるのだ。その後さすがに耐えきれん様になって病院に行ったが、そんとき医者に
 「こんなに自覚症状があるのに、何でもっと早く来ないの!?」
 って叱られたそうだが(実話)。

 では、気を取り直して実験再開。

「カシュ」
「カシュ」
「カシュ」「ボッ」「シュー」「ピッ」「パッ」
「カシュ」

 くっ‥‥、ダメだ。確かに痛みは収まったけど、火をつけにくいことこの上ない。それに120回を越えたあたりからは絆創膏をしててもやっぱり指が痛いし熱い。
 しかもライターのオイルはやっと1/4無くなった程度。てことは、ザッと見積もって500回近くこの作業を続けなあかんことになる。
 ‥‥そんなん無理や。

 実験中止か?。
 最初の実験でいきなり失敗結果無しか?。
 それはいやや。でも、これ以上続けても指がもたへんし、うまいこと火ーつけれんから正しい実験結果が得られん。そんなんやったら意味無ーいじゃん!(明石家さんま調)

 失望のまま、近所のコンビニ、スリーエフまで飯を買いに行く。いくら心は曇ってても、お腹は減るもんな。かあさんかあさん、お腹と背中が、くっつくぞ。
 僕のお気に入りである黒豚チャーハンと、あとパンと牛乳を買う。そのまま店を出ても良かったのだが、ふとレジの前にある100円ライターに目がいった。
 そこで僕がみたもの、それは‥‥。

「おぉ、これは!」

 そう、そのライターこそ僕の実験を救ってくれる救世主。そのライターこそノアの箱船、青い鳥。これさえ使えば、もう実験も怖くなんかないぜ。もちろんそのライターも飯と一緒に購入だ!!
 ついでに雑誌を立ち読みして(今週もヤングマガジンの『カイジ』はおもしれーや)コンビニを後にした。

 自分の部屋に戻ると、飯を食ってから早速実験再開。
 しかし、今度の僕はさっきとは少し違う。何より、ニューライターがあるもんな。ヘッヘッヘ!
 そう、このライターは今までのとは決定的に違うのだ。その違い、それは、火ーつける石んところがボタンみたいになってる事だ。これなら指の負担も少ない。しかもこれは正真正銘の100円で買ったライターだから、実験タイトル『100円ライターは何回‥‥」にピッタリじゃんか。
ライター交換‥‥


図3 左:旧ライター 右:新ライター

 うん、これならゆかいな実験ライフをエンジョイできること請け合いだ。ありがとう、このライターの製造メーカー、えーっと『(株)東海』さん。あなたのところの製品はすばらしい!、完璧です!。それに比べて何じゃ前の実験の時のライター作っとったメーカーは。いくら50円ったって、あんなんじゃ実験できんやろうがバータレが。どこや~、あーっ『(株)東海』。なんじゃこのクソがいしゃ‥‥。あれ?
 いや、まぁ、50円ならしょうがないか。東海さんもたまにはこういったミスはするよね。

 さーとにかく実験再々開。
 ライターを新しいのにして、カウンターをゼロに戻して。よし、やるぜ!
 今度こそ新しい船出、歴史的瞬間が始まるのだ。

「カシュ」
「シュー」

 ‥‥やっぱり着火失敗。ま、こんなもんか。
 んじゃ、もう一1回。

「カチュ」←ライターをつけた音。前のとは違うのだ(^^)v
「ボッ」←火がついた音
「シュー」←ガスの出る音
「ピッ」←カウンターを押した音
「パッ」←ライターの火を消した音

 つくじゃん。
 ま、いーや。このまま続けよう。

「カシュ」「ボッ」「シュー」「ピッ」「パッ」
「カシュ」「ボッ」「シュー」「ピッ」「パッ」
「カシュ」「ボッ」「シュー」「ピッ」「パッ」
「カシュ」「ボッ」「シュー」「ピッ」「パッ」

50回着火。
おぉ(!o!)、イケる。今度はイケる。指もほとんど痛くないし熱くない。しかも着火失敗は1回だけ。こりゃ完璧だ。

「カシュ」「ボッ」「シュー」「ピッ」「パッ」
「カシュ」「ボッ」「シュー」「ピッ」「パッ」
           :
100回着火。
 ちょっと‥‥ライターが、指が熱くなってきた。ここで休憩入れよう。
 で、親指に再び絆創膏はって。

 5分後。
 「よし、再開」

「カシュ」「シュー」

 どうやらこのライター、一旦休憩してしまうと火がつきにくくなるようだ。
 こりゃ、多少熱くても休憩なしにどんどんいった方が良いようやね。

「カシュ」「ボッ」「シュー」「ピッ」「パッ」
「カシュ」「ボッ」「シュー」「ピッ」「パッ」
           :

 200回着火。思いっきり順調。

「カシュ」「ボッ」「シュー」「ピッ」「パッ」

 300回着火。まだまだ行きそう。

「カシュ」「ボッ」「シュー」「ピッ」「パッ」

 400回着火。問題ないんやけど‥‥。

「カシュ」「ボッ」「シュー」「ピッ」「パッ」

 500回着火。
 ‥‥なんかライターの火をじっと見てたら、いろいろと意味深な事を考えてしまう。例えば、「天気がいい日曜というのに、こんなアホなことしてていいのか」とか、「今の会社に将来的にずっといるつもりか。今の仕事に満足か」とか、「『JoJoの奇妙な冒険』は第3部でやめときゃ名作で終わったのに」とか。
炎を見てると‥‥


図4 炎を見てると‥‥

 って、ええい、んなこと考えてる場合じゃねー!!
 継続は力なり!、とにかく続けるんだ!!

「カシュ」「ボッ」「シュー」「ピッ」「パッ」

 700回着火。
 なんか、眠くなってきたなぁ。そもそも作業が単純だし、時計の「チッチッ」って音とライターの火。これじゃ「寝ろ」って言われてるようなもんだ。
 でも、オイルはのこり僅か。一気にやってしまおう。

「カシュ」「ボッ」「シュー」「ピッ」「パッ」

 800回着火。
 ね、眠い。 (-_ゞゴシゴシ
 火をずーっと見てると、なんかむちゃくちゃ眠くなってくる。  でも‥‥やる‥‥そ。

「カシュ」「ボッ」「シュー」「ピッ」「パッ」

 860回着火。
 オイルが完全になくなった。それに伴い、火がだんだんと小さくなってくる。つき損なう頻度も増えてきた。

「カシュ」
「カシュ」
「カシュ」「ボッ」「シュー」「ピッ」「パッ」

 885回着火。
 着火が5回に1回くらいしか成功しなくなった。火も小さい。さすがにそろそろ限界か?

「カシュ」
「カシュ」
「カシュ」

 889回着火。
 一瞬だけなら火はつくけど、すぐに消えてしまう。
 もうこれ以上はつきそうにない。
 どうやら実験終了のようだ。

結果・結論

●その1
 100円ライターは、889回着火可能である。
 値段にすると、着火1回あたり0.118円(消費税込み)。
 タバコに換算すると、44箱と半分。1日1箱タバコを吸う人なら、約1ヶ月半は着火可能! あぁなんて経済的なんでしょう。
●その2
 ライターの火をじっと見つめると、なんか変な気になってくる。
 放火魔の心理がちょっと分かったような気がする、風の強い午後でした。
●その3
 ライターの連続着火はやけどの元、危険です。やめましょう。
●その4
 (株)東海さん、すばらしいライターをありがとう。これからもがんばって生産して下さい。
 でも僕はもう買わねーよ。だってタバコ吸わんもん。

評価

実験費用
購入品名
個数
単品(円)
小計(円)
ライター
2個1組
105
105
ライター
1個
105
105
絆創膏
2枚
 合計
210

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